『戦う!老健協』

会長あいさつ

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秋山会長写真

岡山県老人保健施設協会
会長 秋山 正史
(老人保健施設 倉敷藤戸荘)

新型コロナウイルスと老健 Ⅳ
 

 新年あけましておめでとうございます。会員施設の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えになられたことお慶び申し上げます。

 さて、この春でコロナ禍での生活も丸2年となります。昨年の春から晩秋にかけて行われたワクチン接種のおかげで、11月以降は感染者の非常に少ない日が続いています。会員の皆様も少し安堵して過ごされていることと存じます。しかし“油断大敵”です。今のうちに更なる準備を整えましょう。対策の基本は「かからない・うつさない」、すなわち極力感染しないことが大切で、万が一感染してしまったら人にうつさないことです。かからないためには、“ワクチン接種”“マスクの使用”“三密の回避”が重要です。もう皆さんが体感しているように、ワクチンは非常に有効です。現在国民の73%が2回目接種を終えています。さらに一人でも多くの人に接種してもらいましょう。

 ワクチンの効果は絶大で、接種後2週間で発症確率を1/10、重症化確率を1/300以下に減少させます。また1月からはブースター接種も始まります。最新のデータでは、3回目接種は2回目接種後と比べ、さらに感染予防や重症化予防効果に優れ、効果もより長く続くことが明らかになっています。可及的速やかに接種を進めていくべきだと考えます。

 マスクも非常に効果があります。日本と同じようにワクチン接種が進んでいる欧米諸国で再度の流行がみられるのはマスク着用義務をやめたからだとの分析もあります。ワクチン登場前の昨年冬、インフルエンザの流行が全く無かったことからも、マスク着用の有効性は明らかでしょう。感染が落ち着いている今もしっかり着用しましょう。

 高齢者施設は新型コロナの集団感染が起こりやすく、海外では多くの施設内死亡者が報告されています。あまり報道されませんが、日本以外の先進国では死亡者の多くが高齢者施設の入居者となっており、コロナ流行の最初の半年ではその割合はカナダで70%以上、ノルウェーでは60%以上を超えていました。高齢者施設では、多疾患で脆弱な高齢者が入居していることや、ケアを通じて密な接触が発生することから、集団感染を起こしやすく、一度施設にウイルスが持ち込まれてしまうとあっという間に入居者や職員の多くに感染が拡がる可能性があります。さらに感染爆発時には数十名の感染者を一度に入院させることができないことから、ほとんどの入居者が感染後も施設内で介護が継続され、かなり高い確率で死亡者が発生してしまいます。私たちもこの危険性を昨年の感染爆発期に身近で感じたところです。

 国内の施設では諸外国のような状況にまではなっていません。これは医師や看護師が配置されている施設(私たち老健です)があること、感染対策に対し日頃から教育やトレーニングがなされ介護スタッフのレベルが高いことなどが理由に挙げられます。さらに日本の高齢者施設の中でも老健はクラスターの発生比率が低いことが明らかとなっており、日頃の取り組みが功を奏していることが証明されました。老健が誇るべき成果です。岡山県老人保健施設協会では、引き続きコロナウイルス感染に対する勉強会や感染対策トレーニング、相互助け合いシステムの構築などを通じて、会員の皆様と一丸となりコロナウイルス感染症対策に積極的に取り組んで行く所存です。

「備えあれば患いなし」

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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